
解明済CASE #021
行ったことのない場所が、なぜ懐かしいのか
リミナルスペース
一度も行ったことがないのに、なぜか「知っている」場所。誰もいない、真夜中のプールサイド。蛍光灯だけがついた、閉店後のショッピングモール。黄ばんだ壁紙の、どこにも繋がらない廊下。

リミナルスペース
一度も行ったことがないのに、なぜか「知っている」場所。誰もいない、真夜中のプールサイド。蛍光灯だけがついた、閉店後のショッピングモール。黄ばんだ壁紙の、どこにも繋がらない廊下。

1962年1月30日。東アフリカ、タンガニーカ(現タンザニア)。ヴィクトリア湖の西岸、ウガンダ国境にほど近いカシャシャ村の、教会が運営する女子寄宿学校。

1518年7月、神聖ローマ帝国の自由都市、ストラスブール。記録に残るその夏の出来事は、作り話ではありません。市の公文書に、淡々と書き残された、本当に起きたことです。
イングランド南東部、エセックス州。テムズ川の河口に開けた、海辺の行楽地サウスエンド・オン・シー。ヴィクトリア朝以来、人々が潮風を求めて集った、明るい観光の町です。
覗くと、二人の子ども。小さな男の子と、女の子。きちんとした身なり。けれど、どこか妙だ。話し方が、子どもらしくない。平坦で、抑揚がなく、まるで台詞を読んでいるよう。